のれんは縦に切れ目が入った短い布で,営業中の食堂,居酒屋,商店などの軒先にかけられます.のれんには店の名前や商品を表すマークが染め抜かれており,店の看板の役割を果たします.のれんは店を象徴するものであることから,徐々に店の信用そのものを表すようになりました.そのため店員に同じ屋号の店をもたせることを「のれん分け」といいます.
のれんは英語で言えばブランドと同じ意味があります。ビジネスでよく「のれん代」という言葉が使われますが、これは企業の買収に際してその企業の持っているブランド価値と同等の意味があります。