検討して判断を保留するときの英語表現

返事・判断を保留するときの英語表現

ビジネスで検討して判断を保留することはよくあることです。ただし英語で検討と言うと本当に検討しているということで判断がノーということではありません。本当に検討しているのであればどのような英語表現を使えばいいでしょうか。下記に代表的な例を紹介します。

(A) I haven't decided yet. まだ決定していません。
(B)He hasn't come to a conclusion. 彼はまだ結論に達していません。
(C) They haven't come up with a verdict. 彼らはまだ評決に達していません。
(D) Can we make up our minds later? 後ほど決めてもいいですか。
(E) I'm not sure. はっきりわかりません。
(F) She's still uncertain. 彼女はまだはっきりしていません。
(G) He's still vacillating. 彼はまだゆらいでいます。
(H) Give me time to think it over. 考える時間を下さい。
(I) Let me think for a moment. ちょっと考えさせて下さい。
(J) I’ll give it some thought. 考えてみるよ。
(K) I'll let you know tomorrow. 明日お知らせします。

上記の英語表現の解説

(A)~(C)は結論を出す努力をしているところだが、今のところ意識的に意見や判断を控えているというときに使う。(C) =The verdict is still out. と言う表現もよく使われる。両者ともフォーマルな表現。(G) は文語的な表現。(H)~(J)ははっきり意見を言うのを意図的に避けるときや態度をあいまいにするときにも使える。(J)は話し合いなどの最後に使われる決まり文句。

検討すると言われたときの英語表現

(A) So, you should buy it now. Let me think about it.
だから今買うべきですね。―考えさせて下さい。

(B) Will you come to my party? I’ll think about it. 
ぼくのパーティーに来るの?―考えてみるよ。

(C) Do you like my idea? I'll consider it.
私の考えが気に入りましたか?-よく考えておきます。

(D) We need longer breaks. I'll see what I can do.
我々にはもっと長い休暇が必要です。―検討してみます。

(E) Will you approve the proposal? I'll think it over.
私の提案を認めてくれますか?-検討しましょう。

(F) When will you decide? I need to think it over for a few days.
いつ決めますか?-2、3日考えさせてください。

(G) Would you like to join me? Let me think it over.
仲間に加わりませんか?-ちょっと考えさせてください。

(H) Please give me a raise. Let me sleep on it.
私の昇給をお願いします。一晩考えさせてくれ。

( I ) Well, which will it be? I can’t decide one way or the other.
じゃあ、どちらにしましょうか?-どちらとも決められません。

(J) Let's decide what we're going to do. We need to hold off on making the decision.
我々が何をするのか決めましょう。-決定は先送りしなければなりませんよ。

(K) We cannot resolve this matter now. Then we need to schedule another meeting.
この問題は今解決できない。-ではもう一度会議を予定する必要があります。

上記の英語表現の解説

(A)、(B)はセールスの勧誘に答えるときや相手の質問に即答できないときに、意見や態度を保留するときの一般的な表現。Noと直接的に断るよりもやわらかい印象を与える。(C)は(B)よりもフォーマルな表現。すぐに返事ができないときに、「考える時間を下さい」「考慮に入れます」というニュアンスを伝える。相手の希望や願望をかなえられるかどうかわからないときに、(D)のような慎重な表現を使うことができる。(E)~(G)のようにthink it overというと「じっくり考える」というニュアンスになる。(H)は口語的な表現だが、文字通り、一晩くらいもっと時間をかけて考えてみることを言う。(I) 二者より選択する場合に使われるのが一般だが、必ずしも二者のみとは限らない。


<参照>

ケンブリッジ大学辞書
Macmillan Dictionary
ロングマン英英辞典
Oxford Learner's Dictionary
Collins Dictionary

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