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③インドネシアのインドはどこから来たのか?

インドネシアのシンドロ山

(インドネシアのシンドロ山)

「インドネシア」という言葉は、「インド」とギリシャ語の「ネソス(島)」 に由来する「ネシア」が結合した言葉で、 「インド諸島」あるいは「インド海域の島々」という意味になります。

大航海時代が始まり西洋人が太平洋にやってくると、彼らはその広大な海域に浮かぶ島々を政治的な領土とは別に、学術的な区分で三つに分けました。その時に付けられた名前に「ネシア」が用いられ「ポリネシア」「ミクロネ シア」 「メラネシア」という区域ができたのです。

ポリネシアは「多くの島々」という意味 で、だいたいハワイ、ニュージーランド、イースター島を結ぶ三角形の中の島々になります。ニュージーランド、サモア、トンガ、 キリバスといった国やハワイ、タヒチなどの諸島を含みます。

ミクロネシアは「小さな(細かい) 島々」という意味で、パラオやナウル、マーシャル諸島といった国や、グアムのあるマリアナ諸島が含まれます。 メラネシアの意味は「黒い島々」とい意味です。オーストラリアの北や北東に位置する島々で、パプアニューギニア、ソロモン諸島、フィジー、バヌアツなどの国や、フランス領のニュー・カレドニアなどが含まれます。

「インドネシア」は、こうした名前が先行してあることから作られた造語です。実際にインドネシアは1万7千を超える島々から成り立っています。 カリブ海にある「インド諸島」のように、当時、ヨーロッパ人による「インド」 という呼称は、現在のインドよりも広い範囲で使われていました。 ヨーロッパ人の勘違いだったのですが、アメリカ先住民をインディアン (インド人)と呼んでいたように、まちがいに気づいてもそれが正されることはありませんでした。

この「インドネシア」という言葉は19世紀半ば以降に使われ出しましたが、まもなく現在の インドネシアの大半の島々には「マレー諸島」という呼称が定着します。 言葉としての「インドネシア」も残りましたが、 学術的な地域名を離れて、政治的な領域である「オランダ領 東インド」と同義に使われるようになりました。

この「インドネシア」という名称がよく使われるようになったのは1920年代に入ってからで、独立を目指す人々が、自分たちの目指す国家の名称として使用するようになってからです。ちなみに「マレーシア」も「インドネシア」と響きが似ていますが、 こちらは 「Malay+ sia」で、「マレー人の土地」という意味からきています。

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