④インドネシアでもっとも人気のある意外なスポーツとは?

バドミントンの起源には諸説ありますが、 1860~70年代からイギリスで普及し始めたようです。 1893年にはルールを 統一するためにバドミントン協会が設立されました。 その後、ヨーロッパを中心に広がり、1934年には国際バドミントン連盟が誕生しています。 日本では戦前に在住欧米人から伝わりましたが、 急速に普及したのは戦後まもなくのころでした。

インドネシア、 とくにジャワ島ではよく町や村の一角にバドミントン・コートが見られます。 サッカーが野球より世界中に替及した理由にボール一つでできる手軽さがよく挙げられますが、 インドネシアでバドミントンが普及した理由にも同じことがいえます。

インドネシア人のバドミントン熱はすごい
インドネシア人のバドミントン熱はすごい

バドミントンの道具はそれほど高いものではありませんし、テニスより小さいスペースでできます。年齢や性別を問わずレクリエーションとしても気軽に楽しめるので、 バドミントンは裾野の広いスポーツといえるでしょう。 もっとも、競技となれば話は別で、 バドミントンはテニスに負けず激しいスポーツです。

オリンピックにバドミントンが正式競技で加わったのは1992年のバルセロナ・オリン ピックからで、 この時、インドネシアは金2個、銀2個、銅1個のメダルを獲得し、 一気にパ ドミントン熱が高まりました。 これはインドネシアがオリンピックで初めて獲得したメダルであり、 東南アジアの国が始めて獲得した金メダルでもありました。

またこの時、男子、女子シングルスの金メダル選手が婚約者同士であることも話題になりました。 2004年のアテネオ リンピックでは、残念ながらインドネシアは男子シングルで金と銅、男子ダブルスで銅の計3 個のメダルに留まり、中国の5個、韓国の4個と他の東アジア勢を追う形になりました。

2021年9月の国際バドミントン連盟によるランキングでは、インドネシアの選手は男子シングルスや男女混合、女子シングルスでトップ5に入っています。 さて、「観戦するスポーツ」ならインドネシアでもっとも人気のあるスポーツは、やはりサッカーになります。

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