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英語の句読法

日本語を書くときにある一定のルールがあるように、英語を書く時にもルールがあります。きちんと英語の規則に基づいた書き方をすることをプロフェッショナルなライティングをできるようになります。なんとなく使っている英語も、もしかしたら間違いがあるかもしれません。迷ったときは何度も参照してください。

ピリオドの使い方

コンマの使い方

クエスチョンマークの使い方

感嘆符(ビックリマーク)の使い方

コロンの使い方

セミコロンの使い方

引用符(クオテーションマーク)の使い方

アポストロフィの使い方

ダッシュ(ダーシ)の使い方

ハイフンの使い方

丸かっこの使い方

角かっこの使い方

省略記号の使い方

スラッシュの使い方

イタリックの使い方

大文字の使い方

❶ . period(ピリオド,終止符)

平叙文・命令文の終わりを表します

We named the dog Minna.(私たちはその犬をミンナと名づけた)

The smile never left her.(彼女は笑顔を絶やさなかった)

Mind your teacher’s words.(先生の言うことをよく聞きなさい)

略語を表します

Mr. (=Mister) Tanaka(田中氏)

No. (=number) 3(第3番)

Sun. (=Sunday)(日曜日)

A.D. (=Anno Domini) …(西暦…)

★文末に略語がくるときは,ピリオドを重ねません.

There are 50 states in the U.S.A.(アメリカには州が50ある)

★頭字語(複合語の各語の頭文字を組み合わせて作った語で1語として発音する語)の場合は,ピリオドを用いません.

UNICEF (=United Nations International Children’s Emergency Fund)(ユニセフ)

AIDS (エイズ)

小数点を表します

0.15

1.23 (=one point two three)

12.04 (=twelve point zero four)

$1.52

❷ , comma(コンマ)

基本的に意味の切れ目をわかりやすくするために使うものなので、原則として入れる場合と入れなくても良い場合があります。

接続詞を用いて2つ以上の文を同列に並べる場合,ふつう接続詞の前に入れます

I’d like to travel abroad, but I have no money.(海外旅行をしたいが,お金がない)

Hurry up, or you’ll be late.(急がないと遅れるよ)

3つ以上の語[句,節]をA, B, …, and [or] Cなどの形で同列に並べるときの区切りとして用います.and [or]の前のコンマは省略することができます.

She speaks Japanese, English(,) and Chinese.(彼女は日本語と英語と中国語を話す)

He is young, ambitious(,) and full of confidence.(彼は若くて野心的で自信にあふれている)

Would you like coffee, black tea(,) or green tea?(コーヒーになさいますか紅茶になさいますかそれとも緑茶になさいますか)

★複数の形容詞が同じ比重で名詞を修飾するときは2つでも原則としてカンマを入れますが、形容詞と名詞が結びついて一つの概念を表し、それを前の形容詞が修飾しているときは、カンマは入れません。

a long, cold winter (長くて寒い冬)

the American political system (アメリカの政治制度) 

挿入・語句の切れ目などを表すときに用います.

I heard the rumor, too. (私もそのうさわを聞きました。)

I believe, of course, that I’m right.(私はもちろん自分が正しいと信じている)

Even Satoshi, the smartest student in our class, could not solve the problem.

(クラスでいちばん頭のいい聡でもその問題は解けなかった)

Good morning, Akio.(おはよう,明夫)

Yes, I can.(はい,できます)

Well, I think it’s wrong.(そうですね,私はそれは間違いだと思います)

Needless to say, health is important.(言うまでもなく,健康は大切です)

★意味の切れ目が特にないときはカンマを入れる必要はありません。

The auditorium was indeed empty. (講堂は確かに空っぽだった)

直接話法で,引用符(“”)でくくられた部分とそれ以外の部分の区切りとして用います.

Our teacher said, “Don’t forget to do your assignment.”

(「宿題をやるのを忘れないように」と先生が言った)

“Good‐bye,” said Sachiko.(「さようなら」と幸子が言った)

*発言を先に引用する場合はコンマを引用符の中に入れます.

付加疑問では,付加語句の前に付けます.

You are going, aren’t you?(君,行くよね)

You didn’t call her, did you?(彼女に電話をしなかったんだね)

文の最初の副詞節の後に付けます.

Since you’re no longer a child, you have to look after yourself.

(もう子供じゃないんだから自分のことは自分でしなさい)

If you have trouble, please let me know by e‐mail.

(困ったことがあったら,メールで知らせてください)

★文の最初の副詞の後は入れるのが原則ですが、意味の理解に問題がないときは入れないこともあります。

Luckily no one was hurt.

(幸い誰も怪我をしなかった)

対照

This is his umbrella, not mine.(これは彼の傘で,私のではない)

数字

数字の区切りを表します.英語ではthousand(千)から上は,million(100万),billion(10億)のように3けたずつ表現があるため,数字で書くときも3けたごとにコンマを打つ習慣があります.千の場合はコンマを入れずに書くこともあります.

1(,)000 = one thousand(1千)

10,000 = ten thousand(1万)

2,540,000 = two million 【001E】ve hundred (and) forty thousand(254万)

3,000,000,000 = three billion(30億)

❸ ? question mark(疑問符,クエスチョンマーク)

直接疑問文・付加疑問文の最後に書きます.

Do you change your password every month?(あなたはパスワードを毎月変えていますか)

What kind of music do you like?(どんな音楽が好きですか)

You did it, didn’t you?(君のしわざだろう?)

平叙文や語句の最後に書いて疑問の気持ちを表すために用います.

This is your dictionary?(これはあなたの辞書ですか)

“I’ve won a trip to Hong Kong.” ―― “Really?”(「香港旅行に当選したよ」――「ほんと?」)

★疑問文形式の丁寧な依頼は疑問符をつけなくてもかまいません。

Will the audience please rise. (会場の皆様お立ちください)

❹ ! exclamation mark / point](感嘆符,エクスクラメーションマーク)

強い感情を表すために感嘆文などで用います.

What a wonderful present!(なんてすてきなプレゼントなんだろう!)

It’s really huge!(本当にでっかいなあ!)

命令文や平叙文で文意を強調するために用います.

Hey, come here!(おい,こっちに来てみろよ!)

Look at the sunset!(ほら夕焼けを見てごらんよ!)

Your ideas are wonderful!(あなたのアイディアはすばらしい!)

音を表す言葉などの後に書き強調します. 

Plop! A frog jumped into the pond.(ポチャン.カエルが池に飛び込んだ)

Ahchoo! My sneezing won’t stop.(ハクション.くしゃみが止まらない)

Phew! The cap finally came off.(ふう.やっとふたが取れた)

❺ : colon(コロン)

具体的な例を示します.

The participants in this soccer tournament are as follows: Japan, Mexico, South Korea(,) and Thailand.(今回のサッカートーナメントの参加国は,日本,メキシコ,韓国,タイだ)

前の語・句・文を補足する語・句・文を付け加えます.

He’s interested in only one thing: money.(彼は1つのことしか関心がない.お金だ)

Warning: smoking causes cancer.(警告.喫煙は癌の原因になります)

時刻を表すときに用います.

3:00 = three (o’clock)(3時)

10:20 a.m. = ten twenty a.m.(午前10時20分)

❻ ; semicolon(セミコロン)

関連する2つの文を接続詞を用いずにつなぎます.

The door was closed; nobody seemed to be in the room.

(ドアは閉まっていた.部屋にはだれもいないようだった)

★then, however, thus, hence, indeed, accordingly, besides, thereforeは副詞とみなされるのでセミコロンと一緒に使えます。

We should accept Kevin as a member of the committee; then he wouldn’t object to our proposal.  (ケヴィンを委員会の一員として受け入れるべきだ.そうすれば彼はわれわれの提案に反対しないだろう。)

コンマを含む文で,節・句を区別するために用います.この場合,接続詞の前に用いることもできます.

Our guests are John Gomez, from the United States; Mary Philips, from New Zealand; and Kevin Wong, from Singapore.(我々のお客さんは,米国のジョン・ゴメズとニュージーランドのメアリー・フィリップスとシンガポールのケビン・ワンです)

that is, namely, i.e., e.g.などで説明する場合,これらの語句の前に書くことができます.

This dish makes good use of natural materials; that is, soybeans, burdock root(,) and daikon radish.(この料理は自然の素材,つまり大豆,ゴボウ,大根をうまく使っている)

❼ “ ”, ‘ ‘ quotation marks(引用符,クオーテーションマーク)

“ ”をdouble quotation marks(ダブルクオーテーションマーク)といい,’ をsingle quotation marks(シングルクオーテーションマーク)といいます.米国では“ ”が使われますが,英国の印刷物では ’ がよく使われます.

直接話法で発言の部分を表します.

“How about taking a trip with me?” she said.(「いっしょに旅行をしない?」と彼女は言った)

He asked me, “Are you free tomorrow?”(「あした暇?」と彼は私に聞いた)

He said, “I heard someone scream `Help!’”(「『助けて!』っていう悲鳴が聞こえたんだ」と彼は言った)

*“ ”の中にさらに引用符を用いるときは,’ を使います.英では逆になることがあります.

引用・作品名などを表します.

She describes the movie as “the most exciting movie that I have ever seen.”(彼女はその映画を「私がこれまで見た映画の中で最もエキサイティングな映画」と評している)

*これは文の引用ではないのでtheは大文字にしません。

I watched “Tokyo Story” on video.(僕はビデオで『東京物語』を見た)

*作品名はしばしばイタリック体でも表します.例:Gone with the Wind(『風と共に去りぬ』)

My nickname is “Min.”(「ミン」が私の愛称です)

強調したり,ふつうとは違うニュアンスで用いていることを表します.

He cooked for me “spaghetti bolognese.”(彼は私に「ボローニャ風スパゲッティ」を作ってくれた)

*語り手がそうした料理を知らなかったことを表します.

That was their “democratic” style.(それが彼らの「民主的な」やり方だった)

*語り手が民主的だとは思っていないことを表します.

To walk “pigeon‐toed” means to walk with your toes pointed in.(「内また」で歩くというのは,つま先を内側に向けて歩くということです)

★引用符とほかの句読点との関係

ピリオド,コンマは,米国では引用符の中に書きます.英国では直接話法の場合を除き,引用符の外に書きます.

She read the article “This Week in Travel.”(彼女は「今週の旅行」という記事を読んだ)

“I’m busy,” he said.(「忙しい」と彼は言った)

疑問符,感嘆符は,引用箇所に関係する場合は,引用符の中に書き,文全体に関係する場合は,引用符の外に書きます.

He said, “Who do you think you are?”(彼は「何様のつもりだ」と言った)

Did you say, “How nice!”?(「なんて素晴らしい!」と言った?)

❽ ’ apostrophe(アポストロフィ)

名詞に’sを付けて所有格を作ります.

Tomoko’s bicycle(知子の自転車)a month’s vacation(1か月の休み)

Satomi and Junji’s house(里美と純二の家)Chris’s bicycle(クリスの自転車)

★sで終わる名詞の複数形では,’sとせずアポストロフィだけを付けます.

a boys’ school(男子校)

短縮形を表します.

I’m (=I am) busy.(私は忙しい)

She won’t (=will not) object to this plan.(彼女はこの計画に反対しないだろう)

How’s (=How is) it going?(調子はどう)

rock ‘n’ roll (=rock‐and‐roll)(ロックンロール)

アルファベット・数字の複数形を作ります.

two s’s(sが2つ)three 7’s(7が3つ)in the 1980’s(1980年代に)

*アラビア数字の場合は省略されることがよくあります.(in the 1980s)

❾ ― dash(ダッシュ)

語・句・文を挿入したり,付け加えたりするときに用います.

All my family―including our dog Tetsu―got into the car.

(家族全員―愛犬テツも含めて―車に乗り込んだ)

There is a handbag on the table―is it yours?(テーブルの上にバッグがあるけど,君の?)

発言が途中でさえぎられたことを表すために用います.

“I don’t know exactly,” she began tentatively. “But maybe―” “Maybe what?” he interrupted.(「正確には知りませんが」と彼女がためらいがちに話し始めた.「でもたぶん…」「たぶんどうしたって?」彼が話をさえぎった)

以下のようにいくつかの要素を代名詞で受ける場合に用います.

Hitoshi, Shunji, Sunao, Tatsuo, Tomikazu, Yuko―all met Mr. Yamamoto at the class reunion for the 【001E】rst time in 20 years.(均,俊二,淳,達夫,富和,ゆう子,全員が同窓会で20年ぶりに山本先生に再会した)

*ダッシュには2種類あり,上記で用いられてい長いダッシュを「emダッシュ」,それよりも短いダッシュを「enダッシュ」と呼びます.「enダッシュ」は,2000‐2005(2000年~2005年),pp.302‐305(302~305ページ)のように数の範囲を表すために使います.英語では~は使いません.また,タイプライターや電子メールなどでは,emダッシュやenダッシュを使えない場合があります.特に電子メールの場合,日本語フォントのダッシュを使うと,日本語に対応していないコンピュータでは文字化けを起こします.そのため,emダッシュを2つのハイフン(‐‐)で,enダッシュを1つのハイフン(‐)で書きます.

❿‐ hyphen(ハイフン)

複数の単語をつなげて複合語を作るときに用います.

a self‐service gas station(セルフサービスのガソリンスタンド)

She’s left‐handed.(彼女は左利きだ)

数字を書くときに用います.

a hundred and thirty‐【001E】ve (135)

接頭辞の後に書きます.

I happened to meet my ex‐boyfriend.(私は偶然,以前のボーイフレンドに会った)

1つの単語が2行にわたるとき,最初の部分の終わりに付けて1語であることを示します.原則として音節の区切りに付けます.

The book states that bonsai dupli‐

cates nature.(その本には盆栽は自然を写していると書いてある。)

⓫ ( ) parentheses, round brackets(丸かっこ)

数字などを加えるときに用います.

Mt. Fuji (3,776 m) is the highest mountain in Japan.

(富士山(3776メートル)は日本でいちばん高い山です)

分類するときにアルファベットや数字といっしょに用います.

You can quit this application by (a) clicking the “close” icon, (b) selecting “quit” on the menu bar, or (c) pushing the control key and the “z” key at the same time.((a)「close」アイコンをクリックする,(b)メニューバーの「quit」を選択する,(c)コントロールキーと「z」キーを同時に押す,のいずれかの方法でこのアプリケーションを終了させることができます)

補足的な説明を加えるときに用います.

You can use a frying pan (sometimes called a “skillet”) in this case.

(この場合,フライパン(「スキレット」とも呼ばれる)を用いることができます)

This issue has already been discussed (see p. 50).

(この問題についてはすでに触れました(50ページ参照))

⓬ [ ] (square) brackets(角かっこ)

引用文中に引用者のコメントや情報を加えるときに用います.

The picture‐book writer added, “This practice is common in my hometown [Utrecht].”

(「私は故郷[ユトレヒト]ではこの風習が一般的です」とその絵本作家は言い添えた)

⓭ … ellipsis dots(省略記号)

引用文などが省略されていることを表すときに用います.

“Fair is foul, and foul is fair…,” as Shakespeare wrote in Macbeth.

(シェークスピアが『マクベス』で書いたように,「正しいは正しくない,正しくないは正しい…」)

⓮ / slash(スラッシュ)

orの意味で用います.

If a student works part‐time, he/she (=he or she) has to report it to the school.

(学生がアルバイトをする場合は,学校に届け出なければならない)

perの意味で用います.

The price of this cheese is ¥200/100 g (=200 yen per 100 grams).

(このチーズの価格は100グラム200円です)

日付を表すときに用いることができます.

4/15/2000, 4/15/00 (=15 April, 2000)(2000年4月15日)

*英国用法では15/4/2000, 15/4/00と書きます.

本来改行して書くべき詩などを追い込んだ場合,改行位置を示すために用います.

The white bird is sad./Beneath the blue of heaven,/above the blue waves,/she floats alone, always white:/never blue like sea and sky.

(白鳥(しらとり)は哀(かな)しからずや空の青海のあをにも染まずただよふ)

⓯ italics(イタリック体)

書名・作品名などを示すためにイタリック体を用います.

He reads the column in Weekly Student Times every week.

(彼は『週刊スチューデントタイムズ』のそのコラムを毎週読んでいる)

I like Early Summer best of Ozu Yasujiro’s movies.

(私は小津安二郎の映画では『麦秋』が最も好きだ)

語句を強調するために用います.

I’ve seen beautiful  flowers, but I’ve never seen the beauty of flowers.

(私は美しい花を見たことはあるが,花の美しさを見たことはない)

⓰ capital letters(大文字)

文の最初は大文字で書きます.引用するときも同じです.

My mother said, “Come home before dark.”

(母は「暗くならないうちに帰ってきなさい」と言った)

固有名詞・固有な事物の最初の字・一人称のIなどはふつう大文字で書きます.

Japan(日本)

the Netherlands(オランダ)*theはふつう大文字にしません.

Christmas(クリスマス)

May I come in?(入ってもよろしいですか)

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