アメリカ人に比べて日本人がなぜ比較的スリムなのか?生活習慣の深掘り

多くのアメリカ人が日本人がスリムであることにとても興味を持っています。なぜ痩せているのか?日本人として日本人が特別に痩せているとは思いませんが、アメリカ人に比べると「確かに…」と思う人は多いのではないでしょうか。アメリカ人自身が体重の悩みを抱えることがよくあるため、一見すると痩せている日本人について興味を持つのは自然なことです。一般的には、寿司やシーフードなどの健康的な食事が好まれることが主な要因とされていますが、他にも考慮すべき要因があるかもしれません。

アメリカでは食事がしばしばバーベキューやファーストフード、ピザ、スナック菓子などの炭水化物や油分の多いものに傾倒しています。こうした食事の習慣は肥満と関連付けられることが多いのは確かです。しかし、私はこのことにはもう少し奥深い要素があると考えています。西洋の料理文化は日本にも浸透しており、マクドナルド、KFC、バーガーキング、デニーズ、スターバックス、ドミノピザ、最近ではタコベルなどが都会で広まっています。アメリカ文化が大好きな日本人は、アメリカ人と同じような食事を楽しんでいます。それにもかかわらず、肥満の割合が低いのはなぜでしょうか?

kids walking back home after school
放課後帰宅する児童

もちろん、日本にも肥満の人はいます。しかし、なぜ平均的に日本人はアメリカ人よりも痩せて見えるのでしょうか?それは子供のころから形成される習慣に起因すると考えられます。安全が最優先事項であるアメリカでは学生はよくスクールバスで通学しますが、日本では子供たちは通常、小学校や中学校まで歩いて通学します。つまり、毎日20から30分のウォーキングをするのです。さらに、放課後に公園で保護者の監視なしに遊ぶことは珍しくありません。これにより、独立心が育まれます。地方に行くと、日本の子供たちは見知らぬ大人に声をかけて一緒に遊ぶことさえあります。

筆者は滋賀県の田舎での経験を思い出します。公園で小学生が私に声をかけてきました。彼らの親はどこにも見当たりません。これはアメリカでは考えられないシチュエーションでしょう。誘拐されるかもしれない、不適切な状況にさらされるかもしれないという懸念があるためです。これは大きな文化的な違いを示しています。私と一緒にいたカナダ人の友人も、「カナダでは考えられない。子供が公園で見知らぬ人に声をかけてくるなんて...」と驚いていました。

基本的に、日本人の比較的細身の体型と肥満の少ない事象は、子供のころからの定期的な身体活動の習慣に帰することも一つの理由でしょう。運動が得意でない子供でも、学校との往復で毎日のウォーキングを行います。また放課後や週末、公園での自主的な遊びが運動の習慣を築きます。対照的に、アメリカではスクールバスで通学し、スポーツや運動に本能的に引かれない子供たちにとっては、自主的に身体を動かす必要がないのです。また監視なしで公園で遊ぶ機会もありません。これが日本人がアメリカ人に比べてスリムな理由の一つであると考えています。

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