外国人労働者を雇うときに気をつけたいこと(5):外国人社員教育は夏の雑草取りのようなもの

外国人社員教育は夏の雑草取りのようなもの

外国人社員とのコミュニケーションで一番の問題は言葉でしょう。N1を持っている外国人でもコミュニケーションに齟齬が生じることがしばしばあります。つまり何度も言わないと伝わらないことを覚悟しないといけません。従業員教育は夏に芝を刈るようなものです。芝を刈るのは一回で終わる仕事ではありません。除草した後、雑草はすぐにまた生えてきます。もう一度雑草取りをするのですが、また雑草だらけになってしまいます。従って、3日に1度、または週に1度、芝刈りを繰り返す必要があります。
同じことが外国人従業員の訓練にも当てはまります。部下に一度教えただけで十分だし、研修もいらないと思う人がいるとしたら、教育とは何かを理解していないと言わざるを得ません。部下に繰り返し根気よく教えることが大切です。これを繰り返すのが教育です。忍耐は、会社の人材育成につながります。

外国人社員教育は骨の折れる仕事です。しかし、この労働力がなければ、経営者の考えを社員に浸透させることはできない。人材育成も不可能です。

すべての企業経営者は優秀な従業員を持つか、育成したいと思っているでしょう。しかし、実際には、社員が成長している会社もありますが、自分の思い通りに社員を育てられない会社も少なくありません。

特に技能実習生を預かる企業は基本的に公的機関であるため、人材育成も公器です。発展途上国から来た若者を次世代のリーダーとして母国へ送り返し、その国の経済発展に寄与する。こうした技能実習生の役割をきちんと認識しないといけません。すなわち、経営者は、人材育成は公器であるという視点を持ち、外国人部下の教育を根気強く続けなければなりません。したがって、経営者は教育者でなければならないと思います。

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