職場で使えるタイ雑学:①タイ料理を楽しむための意外な調味料とは?

答えは砂糖です。タイ料理はすべて「辛い」味付け、と思われる人が多いでしょう。 ところが、 「辛い」味で出される料理はほんの一握りで、実は辛くない料理がほとんどです。 例えば、ポピュラーな麺類「クワイティアオ」(上記の写真)は魚介や鶏がらなどでダシを取った、 あっさりした味のスープで出てきます(辛い味付けのスープを頼めば、それなりの辛さなのですが)。では、なぜタイ料理が「辛い」と言われるのでしょうか? タイ人の食事をよく見ていると、テー ブルに用意された調味料を適当にかけて食べている姿を見かけます。

タイ料理は「辛い」 「しょっぱい」「すっぱい」「甘い」の4つの味が基本になっています (ここに「苦い」を入れる場合もあります)。 タイのレストランに必ず置いてあるのが、調味料 のセット。 黒い液体が「ナンプラー」、トウガラシ入りの酢「ブリック・ソム」、粉トウガラシ「ブリック・ポン」、そして砂糖「ナムターン」(またはピーナッツ)です。日本では、 しょうゆ、ソース、塩、コショウなどの調味料に当たります。 これらで自分の好みに味付けして食べるのがタイの一般的な食事のスタイルなのです。

タイの食堂で見かける4つの調味料
タイの食堂で見かける4つの調味料

ところで、タイの食事で一番戸惑うことが、スプーンとフォークで食事をすることではないでしょうか。 タイでは箸は麺類を食べるときのみに使い、 その他はスプーンとフォークで食事をします。 スプーンは右手に、フォークは左手に持ちますが、スプーンは洋食でいうナイフ代わりの役目も果たします。魚や揚げ物などを食べるときには、うまくスプーンで切り分けて食べられるようになると、よりタイ人らしく食べられます。 箸もないわけではありませんが、日本で使われているものより長くて太くて、 なかなかうまく使えません。 最近は割り箸を利用しているレストランも多く見かけますが、自分の箸を持参した方がいいでしょう。

ちなみに、タイでは香辛料にコショウを使うことはほとんどありません。 塩も使うことはあまりありませんが、屋台などの生絞りのオレンジジュースを飲むとややしょっぱさを感じることがあります。 タイではオレンジジュースに塩を入れて飲むのが普通です。また、フルーツ屋台では、フルーツを買うと塩、砂糖、トウガラシを合わせた小袋をくれます。 フルーツにそれ をつけて食べるのですが、塩との組み合わせは意外と悪くはありません。日本でスイカに塩をつけて食べるような感覚なのでしょう。

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