外国人労働者を雇うときに気をつけたいこと(2):外国人の部下を鍛える3つのポイント

<外国人の部下を鍛える3つのポイント>

企業は従業員が成長して初めて成長できます。そのため社員育成は経営者の最も重要な役割です。それは外国人でも全く同じです。外国人従業員を育てるにはいろいろな方法があります。しかし、もしそれらを絞り込むならば、次の3つのアプローチがキーポイントになると思います。

(1)部下の知識や意見を聞く。
(2)方針を明確に示す。
(3)権限を部下に委任する。

まず、外国人の部下に知識や意見を求めることで、部下のモチベーションが上がります。彼らならではの視点があります。日本人にはない視点をプラスに思って積極的に意見を聞きましょう。そうすると彼らのやる気が上がり、もっと勉強するようになります。一生懸命勉強すれば、部下はもっと信頼できる意見を出してくれるでしょう。その結果、企業は彼らをもっと信頼し、彼らはもっとやる気になり、好循環が生まれる。

第二に、方針を明確に示せば、部下はどの方向を目指すべきかが分かります。日々の努力がもたらす最終目標を知っていれば、彼らはもっと熱心に働く気になるだろう。彼らは何のために日本に来たのでしょうか?個々人の目標は違うでしょうが、会社の目標はみな同じです。同じ目標をシェアすることで、日本人との団結力も生まれます。目標を知れば彼らがもっと努力し、より良い結果を出すことができます。より努力し、より良い成果を上げる、この繰り返しを経験することで、部下が成長します。

第三に、自分の権限を部下に委譲すれば、つまり、部下に責任ある仕事を任せておけば、部下はあなたから信頼されていると感じます。ALTが学校の授業に参加し、英語などの外国語の指導に当たっています。しかし、あくまでもALT(アシスタント、ランゲージ、ティーチャー)なので、授業のサポートです。このことに不満を抱いて日本を去る人がたくさんいます。制度の問題もありますが、自分の創意工夫が発揮できる喜びがあれば、部下は全力を尽くす決意をし、責任ある立場で能力を発揮します。その結果、部下は成長することができるのです。これは独立心の強い外国人にとってはとくに効果的です。

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