大きな成功を収めるためには、外国人社員を含めて良い組織を作る

大きな成功を収めるためには、外国人社員を含めて良い組織を作る

多くの有能な人たちの欠点は、自分の能力に頼って、何でも自分でやろうとする傾向があることです。しかし、このような態度は組織の成長を妨げることがあります。一人でできることは限られています。大きな成功を収めるためには、良い組織を作ることが不可欠です。

私たちは1960年以降、繰り返しベンチャーブームを経験してきました。好況期になると、マスコミは企業経営者を大いに囃し立てました。しかし、その後、彼らのほとんどは失敗して退場。これらの過去の事例を見てみると、経営者が部下の意見を積極的に取り入れているか、組織が成長しても経営者は人間として成長し続けているか、という2点が特に重要だと思います。

従業員が10人以下の会社であれば、強力なリーダーが会社を率いることは可能でしょう。しかし、会社が大きくなれば、リーダーは「多くの知恵を集める」ようにシフトしなければなりません。外国人社員がいればなおさら活用しない手はないでしょう。言い換えれば、組織の規模が2倍になれば、リーダーは他の人に助言や意見を求める努力を4倍にしなければなりません。組織の規模が4倍になれば、リーダーはその努力を8倍にしなければならない。そうしないと、リーダーは拡大する組織を率いることができなくなるでしょう。

零細企業から中堅企業、大企業へと成長するにつれ、経営者は姿勢を変えなければいけません。言い換えれば、管理者は人間として成長する必要があります。

組織が大きくなると、以前よりも多くの情報を持つことができます。しかし、「多くの人の知恵を集める」ためには、その情報を最大限に活用するために、マネージャーは部下に頼んで聞くという態度を身に付けなければなりません。会社が大きくなればなるほど、マネージャー以上のポジションについている人はこのような態度をとる必要があると思います。上に立つ人がこうした態度を示さなければ、部下は自分の意見を述べることができないでしょう。人に膝をつくという心構えがなければ、マネージャーはさまざまな人の知恵を集めることができないでしょう。

自由で偏見のない自由な心で、他人にアドバイスや意見を求めることが大切です。そうすれば、組織全体の知恵が生まれ、組織に大きな成功をもたらすでしょう。外国人社員がいる会社はなおさら、心にとめるべきことだと思います。

個人が活躍できる組織を構築する

個人が活躍できる組織で成功を収める

個人が活躍できる組織で成功を収める

また、山岸俊男氏(ワシントン大学社会学博士、北海道大学文学部・ワシントン大学社会学部助教授、2018年没)によれば、日本人は「集団主義」であり、個人の利益よりも集団の利益を重視するという通説を否定し、日本の集団主義の理由は、結局は各個人にとって最も有利であるからだと述べています。つまり、日本人の集団主義文化の目的は、会社のような集団の中でいかに自分の地位を向上させるかということであり、日本の集団主義は、実は集団の中の個人主義であるというのです。

今後、ますますグローバル化が進み生産性の低い組織が淘汰されていく中で、女性の活用は当然のこと、外国人でも優秀な人を雇って個人個人のパフォーマンスが活かされる組織を構築することが重要になってきます。

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