⑤タイ人と初めて会うときに気を付けなければいけないこと

日本でも第一印象は自分をアピールするの に、とても重要でしょう。 それはタイでも同じことで、タイ人は必ず相手の服装を見ます。その服装だけでその人の地位や態度がふさわしいものなのかが一発で判断されてしまうのです。

昔からタイは服装に非常にうるさい国です。タイに旅行などでいくと、暑い国に行くのに、地元のタイ人はスラックスやスーツなどをしっかり着込んだ姿を見て「暑くはないのか?」などとのんきに思う人も多いかもしれませんが、 それなりの地位の人に見られるためには、まずその地位に見合っていなければ、敬意を払うに対象にはならないのです。

市役所などでは階級に合わせた制服が決まっています。 通常の業務ではそれほど堅苦しくなくても、公式の行事に出る際には、その階級に合わせた服装が求められます。特にフォーマルな行事などでは、ホストの社会的な対面に見合った服装をし、派手に着飾るのは当然のこととされています。 それゆえ特に化粧などでは「タイ人のメイクは濃すぎる」と言われるほど、華美にしていくのが普通なのです。

タイ人の前では服装に気を付けよう
タイ人の前では服装に気を付けよう

また、大学生にも制服があります。タイでだれもが大学に進学できるわけではありません。頭がよくても貧しければ学校に行けないのが現実です。 制服を着るというのはエリートであり、かなりのステイタスになるのです。制服は小学生、中学生、高校生、大学生とそれぞれ決められており、学生たちはそれを着用します。

日本では自宅に戻ると私服に着替える学生が多いと思いますが、タイでは休日以外は制服を着たままで外出する人も珍しくありません。 特に大学生、タイの東大といわれるチュラロンコーン大学、タマサート大学など、超エリート大学に通っている学生たちはその校章を誇らしげに身に着けています。

社会的に地位が高い人だけでなく、中産階級でも同じことがいえます。 ある程度の生活をしている人は、アイロンの利いたパリッとしたシャツにスラックスを身に着けて仕事をしている人がほとんどです。タイ人は公式の場に出かけるときには、必ずアイロンをかけてパリッとした服装を着こなします。タイ人からフォーマルなディナーに誘われたら、それ相応の身なりをして出かけるように気をつけましょう。

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