⑥フィリピンで一番人気のデザートとは?
タイのトムヤムクン。 ベトナムの生春巻き インドネシアのナシゴレンなど、東南アジアには日本でもメジャーになった料理がたくさんあ ります。 では、フィリピン料理で有名なものは何? といわれてもピンとくるものはほとんどないのではないでしょうか。しかし、アジアンスイーツがブレークしたときに、某コンビニエンスストアで売り出されていた「ハロハロ」は聞いたことが あるのではないでしょうか。
ハロハロはナタデココや数種類のゼリー、カキ氷、練乳、フルーツ、アイスクリームなどを混ぜて食べる、フィリピンの代表的な冷たいデザートです。 「ハロ」とはタガログ語で「混ぜる」という意味を表し、文字通りトッピングされたものを混ぜて食べます。トッピングの内 容も、先に述べたもの以外に、甘く煮た豆やイモ類、プリン、トウモロコシや米の加工品など、 特に決められてはいないようです。 ちなみに、日本で販売されていたものは、フィリピンのハロハロを日本人好みにアレンジしたものでした。
2021年現在、コンビニはミニストップでハロハロを食べることができるようです。日本人が食べやすいようにアレンジしたものではありますが、興味がある方は一度試してみてはどうでしょうか。
それでは、フィリピン料理について少し紹介しましょう。 主食は他の東南ア ジア諸国と同じでインディカ米が食べら れています。 土着料理を土台に、移民の多かった中国、統治国のスペインやアメリカの食文化が積み重なってできあがったものが多く、他の東南アジア料理のよ うに、スパイスを多用した料理はそれほどありません。
香味野菜にニンニク、 ショウガ、タマネギ、トマトなどが多く 使われ、酸味には酢や柑橘類の味を利用します。 ローカルな料理の代表として は、魚や肉を米のとぎ汁で煮込んだ酸味の豊かなシニガンというスープです。日本の味噌汁に当たるような代表的なスープで、地域によってや香辛などが変わってきます。アメリカ統治下ではファースト・フードが参入。
戦後はヨーロッパ系、和食、東南アジア食などさまざまな食が都市を中心に広がりました。 ちなみに、フィリピンにはバルートという味があります。 アヒルの有精卵をふ化寸前まで温めたあとゆでた食べ物です。着色し、街頭や市場などで売られています。
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