「説明する」ときの様々な英語表現

日常的に使えるインフォーマルでカジュアルな英語表現から、 ビジネスでも使えるフォーマルな英語表現まで様々な表現を紹介します。 使うときに注意すべき点などもまとめてあります。 シチュエーションに合わせて適切なものを選んで使ってください。

説明するときの様々な英語表現

説明を始めるとき

(A) This is the way you do it. こうやってやるんだよ。
(B) Let me explain it to you. 説明させて下さい。
(C) I'm going to describe it for you. これから説明させていただきます。
(D) I can describe the man to you. その男の特徴を説明できますが。
(E) Should I interpret it for you? ご説明しましょうか?
(F) Please allow me to demonstrate. 説明させていただいてもよろしいですか。

((A)から(F)に行くにつれてくだけた言い方からフォーマルな表現になる。「describe to人」も「explain to人」と同じように「人に物事を説明する」となるがdemonstrateは実際に物を動かしてみたり、図や標本を使って説明するという意味になる。他にshowやillustrateもdemonstrateと同じように例を使って説明するというときに使う。(E)のようにinterpret(解釈する)を使うと形式ばった表現になる。「~させて下さい」は通常let meでよいが、(F)のようにallow meとするとよりフォーマルになる。


内容を明らかにするとき

(A) I'll try to make it clearer.  もっとわかりやすく言ってみます。
(B) Did I make myself clear? 私が言っていることがわかりますか。
(C) Please let me clarify that answer. その答えを明らかにさせて下さい。
(D) She needs to clear up the matter. 彼女はその問題をはっきりさせる必要がある。
(E) Let's see if I can resolve your questions. 質問にお答えできるかどうかやってみましょう。
(F) Did he help you to understand it better? 彼はわかりやすく言ってくれましたか?
(G) Did I shed any light on the situation? 状況を明らかにしたでしょうか。

(A) make~clearまたは(C) clarify~で「~を明らかにする」という意味になり、(B)のmyselfは「私が言っていること」を指す。(D), (E)のclear upやresolveは「(問題を)解決する」。(G)のshed (cast) light on~は「~をはっきりさせる」というフォーマルな表現で講義や論文などの書き出しによく使われる。


例を挙げるとき

(A)For example, try it this way. 例えば、こうやってみたら。
(B)You could go there, for instance. 例えば、君が行くこともできるよ。
(C)That would be one option. それも選択のひとつだね。
(D)This is a sample of her work. これが彼女の作品のサンプルです。
(E)This is one model of their product line. これが彼らの商品の見本です。
(F)It's representative of their business practices. それが彼らのビジネス内容の典型です。

(A)や(B)が最もよく使われる表現。(C)のoptionは「選択」という意味で日本語のオプションにもなっている。(D)から(F)は見本を指し示すときの表現で、sampleやmodelと同じようにrepresentative of~で「~の代表(典型)」という意味になる。インフォーマルな聞き方の「例えば?」には、For example? / Like what? / For instance? / Such as? などがある。


受け答えの英語表現

(A)I'd like to make myself clear. Go ahead, we're listening.
はっきり言わせていただきますが。-どうぞ、伺いましょう。

(B) Can you clarify that point? What part isn't clear?
その点を明確にしてくれますか-どこがわからないのですか。

(C)Could you explain that, please? What part don’t you understand?
それを説明していただけますか。-どの部分がわからないのですか。

(D) Would you go through that again? From what part? / From where?
もう一度繰り返し説明していただけますか。-どの部分からですか。

(E) Let's get this straight. Okay, I’m all ears.
このことをはっきりさせておきましょう。-いいですよ。お伺いします。

(F) Would you get to the point? All right.
要点に触れていただけますか?-わかりました。

(G) We have four options open to us now. Do you know which one you'll go with?
今4つの選択肢があります。-どれになさるのですか。

(H)Could you give some examples? Can I get back to you on that by e-mail?
いくつか例を挙げていただけますか。-あとでEメールででもいいですか。


(C), (D), (H) 出だしをCouldやWouldにすると(B)のようなCanより丁寧な響きになる。どこを明らかにすればいいのかわからないときは、(B)~(D)のようにpartを使うとよい。(D)のgo through (over)は「繰り返す」で(E)同様に前に言ったことが不明瞭だったときに使える表現。(F)のpointは「要点」「重点」。(H)のget back to…は「(考えたり調べたりして)…に後ほど返事をする」。


<参考文献>
ケンブリッジ大学辞書
Macmillan Dictionary
ロングマン英英辞典
Oxford Learner’s Dictionary
Collins Dictionary

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