マインドフルネスの効用
コロナの惨禍を経て、マインドフルネスが脚光を浴びています。どのような効果があるのでしょうか。専門家の声を聴いてみましょう。瞑想とマインドフルネスはどうやら近い関係にあるようです。
トゥルーディ・グッドマン:
瞑想は、他の活動と混同することなくマインドフルになるための方法です。私たちは常に様々な活動をしています。接続されている状態なので、自分自身と向き合う必要がなくなっています。
このように、「時間がない」という感覚と「今やらなければならない」という切迫感は、平和的に共存することができるし、一緒になることもできます。マインドフルについて説明するときに困るのは、あまりにシンプルすぎて、信じたくなくなってしまうことです。
マインドフルに歩く。マインドフルな食事。マインドフルに聴く。私たちが行うすべてのことに注がれ、ストレスの原因にもなるエゴの支配力を弱めるだけでなく、より集中し、より配慮し、注意深くなることによって、どんなに日々の活動が助けられ、強化されることでしょう。
それは、ジムで筋肉をつけるようなものです。この作業をする瞬間、この作業のためにここにいる瞬間、この作業を続ける瞬間が、私たちが耐えることを選択できないような瞬間にも耐える力を与えてくれるのです。
私たちは、自分が期待という枠の中で動いていること、「ありのままのモノ」とそのモノの「あるべき姿」を比べていることに気づくようになります。そして、そのありのままに対する意識自体が、レンズを磨き、きれいにするようなものです。レンズを磨くことで、光を集める装置が、そうでないものにあこがれるのではなく、ここにあるありのままのモノに感謝できるようになるのです。