職場で役立つタイ雑学:③タイ人が占いの際に重視する意外なこと

タイ人も日本人に劣らず、占いが大好きで、 占いをする際に大切に考えているのは「日」です。 特に誕生日の曜日がとても重要でタイ人同士では「何曜日に生まれたの?」と聞くことがよくあります。 タイでもっとも普及している宗教である仏教には「日」を大切にする考えはありませんが、バラモン教の占星術の神々によるものらしく、タイでは1週間の各曜日に守護神が決められています。 仏教の伝来とともに9人の神が伝来して9体の仏像になり、そのうち8体が各曜日(水曜は昼と夜の2体)、 1体が毎日の仏像になりました。

タイの曜日ごとの仏像
タイの曜日ごとの仏像
  • 日曜日:右手を上にしておなかの前で手を組み、瞬きをせず偉大なる菩提樹を見つめる立像
  • 月曜日:左腕を垂直に降ろし、右腕を胸の辺りで手のひらを外側に向けて立ち、日照りと飢餓を制する立像
  • 火曜日:右手を枕にのせて手のひらを開いて頭を抱え、左腕は伸ばして目を閉じ、両足をそろえて横になる寝釈迦像
  • 水曜日・昼:両手で托鉢用の鉢を前に抱え、きちんと足をそろえた立像
  • 水曜日・夜:石の上に足を下げて座り、左手は左足の上に置き、右手は右足の上に手のひらを外側にしている座像。右足の元に両手で水を献上しているゾウ、左足の元に両手で蜂の巣を献上しているサルの姿がある
  • 木曜日:左手の上に右手を置き、右足を左足の中に入れたような状態で胡坐をかいて瞑想する
  • 金曜日:右手を上にして胸元で交差させ、仏法と伝道について瞑想する立像
  • 土曜日:右の手のひらを左手のひらの上に置き、頭の上にナーガ(七つの頭を持つヘビ)に守られながら想する座像
  • 毎日:右手を右足の上に置き、左手を組むかのように自然に組んだ座像

タイの寺院にはこのような仏像と鉢が置かれています。 そこに賽銭を上げて自分の徳をつむのです。 また、10バーツくらいで金箔を購入し、自分の願いを込めて仏像に金箔をこすり付ける場合もあります。 どちらも徳をつむ(タンブン)行為です。

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