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①インドネシア語と日本語の意外な共通点

インドネシアの500ルピー札

(オラウータンが描かれているインドネシアの500ルピア札)

多くの島々からなるインドネシアには多様な民族が住み、言葉もさまざまです。 そのため太平洋戦争後に独立した時に、何を公用語にするかはとても重要でした。 たとえばジャワ島をとっても、ジャワ語、スンダ語、マドゥーラ語の三つの言語が話されていますし、バリ島ではバリ語が母語になります。

話者人口がもっとも多い言語はジャワ語で、現在その話者人口は8000万人と言われています。 インドネシアの人口の3分の1を占めるため、独立前にはジャワ語を公用語にしようという動きもありましたが、結局選ばれたのはインドネシア語でした。

本当に森の人に見えるオラウータン
本当に森の人に見えるオラウータン

インドネシアがオランダ領になる以前から、マレー半島を中心とした交易圏で人々の間の商業用語として発達してきたのがマレー語です。そのマレー語の方言をもとにしたのが、インドネシア語です。つまりマレーシアで話されているマレーシア語とインドネシア語は日本でいうところの関東弁と関西弁のような関係で、マレーシア人とインドネシア人はお互いの言語で通じ合えます。また、ももともと共通語として発達したので、ジャワ語などに比べると基本構造は簡単で、多くの民族が使う共通語としてはちょうど良かったのでしょう。

インドネシア語の文字は英語と同じアルファベッ トです。ただし一つ一つの文字の読み方は英語とは微妙に異なっています。 しかし規則さえ覚えてしまえばすぐに発音できるようになるので、意味はわからなくても文字を見ればすぐに読めるようになりま す。

インドネシア語の単語には日本語同様に母音が多く、とくに声調もないので日本人にとってはコツさえつかめば発音は容易です。

オラウータンは森の人

インドネシア語では形容する単語が名詞(形容詞) の後に続きます。「オラン」は「人」、「ウータン」は「森」を意味し、つまり 「森の人」という意味になります。 ちなみに「日本」は「ジャパ」というので、日本人は「オランジャパ」といいます。

太平洋戦争中 インドネシアを日本軍が占領していた時期に、覚え やすいインドネシア語を記した人がいます。 人は 「オラン」、米は「ナシ」、魚は「イカン」、死ぬのは「マテ」などなど。

インドネシア語でチンチンは?

他にもおもしろい例があります。 インドネシアでは下町を「食え〜!食え〜!」と声を上げながら歩く行商人がいますが、インドネシア語で「クエ」とは「お菓子」のこと。 これはお菓子の行商の掛け声。 街中で大きく「MUDA」と書かれた看板を見かけ、「無駄って何かなあ」とそばに寄ったら、若者向けの服を売る店。 インドネシア語では「若い」は 「ムダ」と言います。 その他にも「チンチン(指輪)」 「ポトン(切る)」「アク(僕)」 「アンダ (あなた)」 「ナマ (名前)」など、日本人にはおもしろい単語が多いので、職場にいるインドネシア人の同僚に使ってみてください。

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